豊御崎神社跡
御崎の氏神で一の宮といった。明治41(1908)年9月、八幡社など10社ほどと合祀して、伊奈冨神社へ移った。今の社殿は、昭和14(1939)年に大井富蔵さんが建てた。
明治の初めには、ここに稲生小学校が建っていて、明治25(1892)年に移転した。その後、稲生村役場が建っており、また、稲生出張所・公民館が建てられた。平成22(2010)年に稲生地区市民センター・公民館が移転した。現在、豊御崎神社跡の碑や痕跡は残っていない。
古くは伊勢参りをする旅人が、伊奈冨神社までは廻り道をしなければ参拝できなかったので,ここから参拝した。今から70年ほど前までは大きな鳥居が立っており、社号標もその名残と考えられる。つまり、この地点が伊勢参り、また伊奈冨神社参りの要衝であったことを物語る二つの石碑と言える。