庭園七島池
【県指定名勝】
『勢州稲生村三社絵図』にもその姿が描かれており,遅くとも室町時代後期(15世紀前半)には,この地に存在していたと考えられる。同絵図に描かれている姿と,現状の姿には,島の形状・大きさに違いがあるものの,池の形状,島の数など,基本的な庭園の構成要素に大きな変化はなく,600年前の姿が今に残る貴重な庭園であると考えることができる。
昭和40~50年代に行われた庭園史研究者の研究により,伊奈冨神社庭園は「神社の草創時期の社伝(紀元前1世紀頃の草創),池島配置の形式などから,今日の観賞用の庭園の源流と考えられる,祖神崇拝のための「古代の神池・神島」の最古の例の一つと考えられ,またそのような庭園の現存事例のひとつとして,学術的に貴重な事例である」と評価された。
吉田義隆・伊奈冨神社前宮司は,この貴重な庭園を後世に守り伝え残すため,昭和49(1974)年9月9日,鈴鹿市指定文化財(庭園)の指定申請を行った。鈴鹿市は申請を受けて市文化財調査会調査員による調査を実施し,昭和49(1974)年11月25日に「鈴鹿市指定文化財 庭園 伊奈冨神社七島池」として市文化財(名勝)に指定した。
昭和57(1982)年2月4日,吉田前宮司は県名勝指定申請を行った。三重県教育委員会は,昭和56(1981)年12月1日,三重県文化財保護審議会委員である庭園文化研究所所長・森蘊氏による現地調査を行い,昭和57(1982)年4月27日付け三重県公報により,伊奈冨神社庭園を県指定名勝に指定した。
― その他の伊奈冨神社の史物2 ―

庭園七島池

祖霊社(祈念所)

大井富蔵翁彰徳碑

市政五十周年記念碑

豊御崎神社の碑

招魂碑の案内碑

山の神の碑

招魂碑

つつじ山の碑

三大神旧跡

大井僊之丞彰功碑