【県指定文化財】
高さ18.6㎝、口径8.7㎝。足の一部を欠損する以外は完形を保っている。胴が横に張った短頸壺で、横方向に貼り付け突帯を3条、縦方向に同じく貼付突帯を3条付加している。底部には、粗雑だが3足を付加する。暗褐色を呈し、肩の部分に淡く緑色の自然釉が見られる。体部に袈裟襷状の突帯を伴う東海産の陶器は、東海地方で作られた陶器には稀に見られるが、この陶器のような形態は珍しい。土器の特徴から、知多半島(常滑窯か?)で生産されたものと考えられる。胴部上半に「嘉禎2(1236)年/□申白子/六郎兼文/□士為向/□所奉/□也」と墨書がある。銘から年代も判明する、貴重な資料である。古くは、3年に一度の式年大祭にて、神輿渡御の際に行列に用いられていた。
― その他の伊奈冨神社の史物 ―

伊奈冨神社縁起

木造扁額

神像13点

陶製三足壷

棟札73枚

弘安3年獅子頭

翁面2面